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22.プラサード

バジャン鐘が終わりに近づき、ババがそろそろ帰るというころになって、セバダル鳥が大きなお盆に何かを乗せて、人々の中に分け入ってきた。
ババが特別に祝福を与えたお菓子バラを、人々にプレゼントしてくださっているらしい。
あっという間に、人々の意識は、ババからお菓子に移った。

わたしにも、ください。
わたしにも、ください。
わたしにも、ください。


先を争って、なんとかお菓子プレゼントをもらおうと、みんな一斉にセバダル鳥に手を差し出す。
中には、あまりしつこく手を出して、セバダルに厳しく注意される怒り者もいる。
何度かに分けて、セバダルがお菓子を配りにやってくるが、もちろん、全員分はとても無い。ダメ
セバダル鳥が自主的に、自分の座っている方に近づいてきてくれなければ、手に入れる可能性はほぼない。ドクロと分かっていて、諦めきれずに、みな手を伸ばす。

わたしは、思わず眼を閉じて悲しいしまった。

わたしにも、ください。
わたしにも、ください。
わたしにも、ください。


という人々の欲望が、ツブテとなってセバダルに集中砲火ロケットを浴びせているように見えてしまう。
こんな風に、いつも何かを期待され、求められ、一挙手一投足を観察されるというのは一体、どれほどのことなのだろう?
ババに毎瞬間ごとに寄せられている、期待の大きさバラを考えると、身がすくむ。

もちろん私は、ババじゃないから、そんな心配しなくてもよい身の上だけどさ。
他人ごとながら、わたしにはその重さがシンドイ。。。
人間って・・・・・
困った

「もし、わたしに、そのお菓子が必要なら、ください音量

そう胸で祈って眼を開けると、わたしの方に、あるセバダル鳥が近づいてきていた。
このまままっすぐくると、きっと、お菓子がいただける。
これは、わたしに、「受け取れプレゼントということなのだ。
そう思って、手を差し出す。

わたしにも、ください。ロケット

白い薄紙に包まれた、小さなお菓子プレゼントが、掌に一つ、置かれた。
両手で包んで、「ありがとうございますキラキラ」と目を閉じる。

ジブンを信じられるものも、信じられぬものも、
みんな含めて、神は我々を愛してくださっている。
日の出
もっと広く、もっと大きく、あなたもなりなさい。

なにものからかの呼びかけに、思わず、涙がにじむ。

もっと広く、もっと大きく、なりなさい。
あなたも、なりなさい。
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旅とダンスと感謝の日々。
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